「ナツの肌綺麗よねー頬なんてもっちもち」
「そうなのか?わかんねぇけど」
「確かに同世代の女子とほぼ変わらない肌質だな」
「へーぇ、舐めていいのかよ?」
「舐めっ?!」
「おい、ビッグスロー止めておけ」
「そうよぉ、ラクサスに何言われるか分からないわよ?」
「あー?ちょっとぐれぇいいだろ?なぁナツ」
「おいっ、肩組むの止めろってっ!」
「そうだぞ、舐めたところで何も…」
「私も舐めちゃおー」
「え、ちょ、え?」
「ナツぅーあー」
「わっ、わっ頬舐めんなっ!んんー!エバーグリーンも食べんなばか!」
「…」
「フリード止めてくれよぉっ!オレ、このままだと、なんか」
「な、ナツ…」
「フリード?止めて」
「オレも、舐めたいんだが」
「えっ」
「いや、あいてねぇし」
「そうよぉ。にしてもナツの肌もちもちねぇ」
「やめろーっ!」
「ならオレは、首を」
「おい」
「あっ」
「あっ」
「ラっ」
「ラクサスっ!雷神衆こえぇよぉ」
「お前ら…どうなるのか分かってんだろうなァ…?」
「や、やだー冗談よっ」
「そうだぜラクサスお前だって舐めたいからそうやってだな」
「お、オレはまだ、舐めてもいないぞ?」
「あぁ?なら、ナツ、テメェが無防備すぎんじゃねぇのか?」
「ちげぇし!オレはこいつらに捕まったんだ!」
「そういうのが無防備だって言うんだよ…」
「っ!」
「こいつらに見せつけるのはここまでで、消毒しにいくぞ」
「えっ、」
「あー」
「まーいってらっしゃーい」
「…」
「なぁ、オレ思ったんだけどよぉ」
「なぁにビッグスロー」
「なんだビッグスロー」
「あいつら、なんだかんだ言いつつラブラブだよな…」
「何を今更」
「…それを言うな」
「えっ、フリードまだ認めてないの?早く認めなさいよ。大人なんだし」
「あ、きらめ、きれる、かっ…!ラクサスが、うっ」
「これ以上はフリードのラクサス語りになるから帰ろうぜー」
「そうねぇ…あ、エルフマンーなにしてんのよー」
(そういうお前も何だが…)

* * * * *

「ラクサスっ、待てよっ、いてぇって!」
「…」
「あのな、オレだってラクサスに悪ぃって思ってる」
「…じゃあ、何であんなことさせておいたんだ」
「だって、ラクサス助けてくれるかも、って思っ、…」
「助けて、欲しかったのか?」
「そ、そういう訳じゃねぇけど…よくわかんねぇ」
(素直に、有難うとはいえねぇか。ま、オレもだが)



ナツさんのほっぺたもちもちで美味しそうって話です